穏やかな別れ
忘れるという訳ではないのですが、時の経過とともに悲しみや苦しみが癒され、亡くなった時のことよりも楽しい頃の思い出が浮かんできます。
そうなると、出会いによる悲しみよりも、出会いによる喜びに感謝できるようになってきます。
パートナーに対して「ありがとう」と素直に言えるようになります。
そして、以前の私に戻るのではなく、私たちはより優しい人になれるのではないでしょうか。
決して悲しみが消えたり、忘れたりするのではなく、その悲しみが心の背景になって、前面から背後に移動しただけで、時には前面に出てきて泣くこともあるでしょう。
このような段階を順番通りに通過するだけではなく、前後したり逆になったりしながら徐々に心が整理されて、最後にはパートナーの死を穏やかなものにしてゆきます。
悲しみが訪れるのは、それだけパートナーとの愛情があったからであり、幸せで楽しい時があったからで、出会いがあったからです。
この出会いに感謝できるようになるまで、ゆっくりと時間をかけて悲しんであげることが大切です。
そして、生前の喜びや優しさなどの愛情を、この悲しみ以下にしないためにも自分の心に向き合い悲しみを癒して下さい。